DTM好きの、ボクリズム(@bokrizum)です。
余談ですが、僕はabletonliveに乗り換えてから、非常に楽しい日々を過ごしています。
ableton iveはソフトウェア自体が軽いおかげでmacbook proも余裕でサクサク動くという嬉しいことに。
おそらくこのままliveを使い切ることになっていきそうです。
そんなDTM好きな僕ですが、先々月になんと初のCDリリースを行いました。
僕が自分自身でCDプレス〜流通までやってみた流れと費用について公開します。
これからCDを作る予定のある方は参考程度に読んであげてください。
1. 業者を選ぶ
CDプレスで大切なことは業者選びになると思います。
業者によって費用が大幅に異なったり、国内生産、海外生産などのプレスの品質が異なってくると思います。
紙ジャケットに特化している業者、費用がめっちゃ安い業者さんなど。
それぞれの特徴があるので、自分に見合ったプレス業者を選ぶというのが大切なポイントなのかなと。
僕は出来るだけサンプル請求を取り寄せて、実物を見るようにしました。そうしないと、同じ紙ジャケットでも業者によって質感、素材の違いがあります。手に取って納得いくものを選ぶようにしました。
ジャケットの質感にこだわる僕ような人間は、8社ぐらいのサンプルをとりました。
CD制作費用は約9万円
僕はCDを作っていろんな場所で販売したいと思っています。
タワレコ、HMV、インターネット、ライブ会場での手売り。
とにかくあらゆる場所で売りたいという目的だったので、とりあえず300枚のCDプレスを行うことに。
僕がプレスした業者は300枚で約85000円程度だった。
税とかその他、細かい費用を合わせて最終的に9万円前後
サンプルした実物の紙ジャケットを見て、品質そのものに満足したので9万で作成することに決定しました。
この業者を選んだ理由は、とても細かい内容、不明な点も全て電話対応で丁寧に返答してくださいました。サービスが充実していることも僕にとっては業者を選びで重要なポイントの一つ。
2. ジャケットデザインを依頼する
CDプレス業者が決まれば、次にジャケットのデザインを作る必要があります。
僕はデザイナーが本職ではないので、デザインが出来る友人に依頼しました。
本業でやっているプロが友達にいるので、なんと驚きの破格5000円で作ってもらうことになりました。笑
一般的に紙ジャケットの制作依頼するとなると、下手すれば10万円程度の見積もりになる可能性も。
もしかすれば、それ以上に高い費用がかかることもザラにあります。
なので、近年では僕のように知り合い、友人に頼むなどの方も案外いらっしゃるということです。
とにかく、運良く5千円という金額で作ってもらえることに。
3. マスタリングの依頼
ジャケット制作と同時進行で楽曲のマスタリングが必要となります。
マスタリングも僕自身では出来ないのでこちらも依頼することに。
僕がお世話になっているアーティストの知り合いに紹介していただき、
おかげさまでこちらの10曲あたり2万円という安い価格で対応していただけることになりました。
CD制作の場合、DDPマスタリングなど、色々とややこしいことがあるのにも関わらずが込み込みの金額で対応してもらえて助かりました。
マスタリングって自分でやろうと思えば出来るかもですが、やっぱり素人がやったところで思うような結果は出せないです。
マスタリング費用が掛かっても一生残るものですから、しっかりプロにお願いしてバランスの整えた音源に合わせた方がいいでしょう。
4. リリース日が決まる
走行しているうちにCD流通会社の担当者から連絡がありまして、
リリース日が決まったら、自分のCDが、タワーレコード、各種オンラインストアに販売されていくんだなって実感しました。
5. CDが納品される
マスタリング、ジャケットデザインも確認したところチェックがOKなので、CDプレス業者にファイル全般を送りました。
僕は、紙ジャケットということもあり、台湾の工場にて生産するという流れになっていったようです。
台湾から日本の工場へ戻してから、最終的に完成したCDが納品されるという流れ。
僕の完成されたCDが自宅に納品されたのは約16日でした。業者によって前後はあると思いますが、比較的早い方だとおもいます。リリース日と逆算して余裕を持って作られた方が良いかも。
6. 流通業者にCDを送る
とりあえず、指定されたCDの枚数を流通業者宛てに送るという流れ。
ここまでやれば、あとはもうリリースされるの日にちを待つのみ
7. いよいよ店頭リリース
そして、いよいよCDリリース発売日になりました。
僕の音楽を気に入ってくれたお店は数店舗ありました。
実際に店舗スタッフのバイヤーさんが販売する事前に聴いてくれているので安心です。
店頭に自分のCDが販売されている
自分のCDが本当に販売されているのか気になったのでお店まで駆けつけました。
すると、
という気持ちになったことを未だに鮮明に覚えています。
自分の音楽がCDになって、尚且つタワーレコードに並んでいるなんて10年前は考えてもいなかった。
だけど、その10年後には成し遂げている自分に驚きます。
一生懸命音楽を作ったご褒美です。
CDを作るまでに掛かった費用
実際にCDプレスと流通をするまでに掛かった費用
- CDプレス:9万円
- ジャケットデザイン:5千円
- マスタリング:2万円
- 流通業者代:不明(僕の知人がやってくれたため)
合計:約11万5千円
おおまかな計算ですが、僕が支払った金額はこれぐらいです。
メインであるCDを作る費用が一番出費が大きい。
安い業者に依頼しても、プレスの場合は最低でも7万円程度の費用は掛かるかなと。
ジャケット代が安く出来たため、想像以上に費用がかからなった。友人には感謝しかないという状況です。
流通業者に関しては、知人のアーティストがやってくれたので費用に関してはわかりません。
まとめ
僕が実際にCDプレスから全国流通までやってみた流れを書きました。
今の時代、約10〜15万円の費用があれば、誰でもCDが作れて流通させることが可能です。
誰でも作ることは事実可能ですが、CDが売れなくなっているというもの事実です。
作ったところでそんなに簡単に買ってくれるものではありません。
今の若い人たちはまずCDプレーヤーなんて使わないし。
僕も実際に聴いているのはapple music,spotifyのサブスクリプションがメインです。笑
ただ、音楽を作る人間の意見としては、
ライブ会場で自分の音楽を売るにはCDの方が、お客さんには伝わりやすいです。
時代が進化していったとしても、CDの価値というのはまだまだ需要があるのではないでしょうか。
CDを作るメリットはたくさんあると思いますよ。
長々とブログを読んで頂きありがとうございました。
上記の記事はあくまでも僕がやった段取りと順序になるので、人によって多少は前後すると思いますので参考程度に読んでくださいね。